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【2025年最新】ChatGPTのAIエージェントモードとは?注目の機能6選を一挙解説

Kentaro Takahashi

セールスフォースドットコムにてSaaSエバンジェリスト、後に大手クラウドERPベンダーにてエバンジェリストを務める。中小企業向けDX、助成金、属人化解消等のテーマでセミナー登壇実績多数。

ChatGPT AIエージェントモード

2025年7月17日、ChatGPTエージェントモードが発表されました。

ChatGPTエージェントモードの主要機能は?
従来のChatGPTとの違いは?
ビジネスシーンでどう活かせる?

を、公式発表を元に徹底解説します。

ビジネスシーンで活躍する6つの注目機能を、ランキング形式で一挙紹介。最も現場で使えるものから順にまとめているので、短時間でサクッとポイントが掴めます。

 

1位:ブラウザ操作自動化(Web業務のAI代行)

ChatGPTエージェントブラウザ操作
引用:OpenAI 公式サイト

ユーザーの指示通りに、AIエージェントが外部サイトや業務システムを“人間の代わり”に自動操作。
例えば「会計ソフトで今月分の売上データをダウンロードして」など、
本来は“ログイン→期間指定→ダウンロードボタン”といった面倒な手順も、AIが全て完了させます。

AIと自然言語で会話しながら、その作業専用のRPAをAIが動かしてくれるイメージです。

ブラウザ操作自動化の特徴

  • チャットでAIにお願いするだけで実際にボタン押しや日付選択まで実行
  • 複数サイトを横断した操作やデータ収集もAIが一括自動化
  • アクション実行時は一度だけユーザーがブラウザでログインすればOK

 

2位:スプレッドシート自動生成(経営データの即時表化)

ChatGPTエージェントモード スプレッドシート
引用:OpenAI 公式サイト

経営指標や売上予測の数値をもとに、AIがプロ仕様の表やスプレッドシートを自動作成。
「売上推移を月別にグラフ化して」「複数パターンのシナリオを比較表でまとめて」など、チャットで会話しながら簡単に実現。
そのままExcelやCSVでダウンロードして、会議や経営資料にも即活用OK。

従来のChatGPTだと関数をAIに作らせてコピペを行っていたところを、AIエージェントが“スプレッドシート全体を直接制御”してくれるイメージです。

スプレッドシート自動生成の特徴

  • チャットでデータや要件を伝えるだけで、AIが表やグラフを自動作成
  • 複数パターン(ベスト/ワースト/標準ケース等)の比較・集計も簡単に
  • Excel・CSV形式ですぐにダウンロード&社内利用が可能

 

3位:カレンダー連携(スケジュール自動チェック)

ChatGPTエージェントモード カレンダー
引用:OpenAI 公式サイト

Googleカレンダーと連携し、「この日程で空いている?」「来週の空き時間をまとめて」など、スケジュール確認や調整の手間をAIがまるごと自動化します。
会議や打ち合わせの日程調整も“AIに一言お願いするだけ”で完了。

これまでのChatGPTは予定をまとめて“人が転記”する必要がありましたが、AIエージェントならカレンダー全体を直接操作・取得。日程調整そのものが一発で自動化が可能です。

カレンダー連携の特徴

  • AIがGoogleカレンダーに接続し、指定した日程の空き状況を自動で確認
  • チャットで日付や期間を入力するだけで、予定を素早くチェック可能
  • 空き時間の把握や基本的なスケジュール確認が簡単に

 

4位:スライド自動生成(プレゼン資料の全自動作成)

ChatGPTエージェントモード スライド作成
引用:OpenAI 公式サイト

テーマや要点を伝えるだけで、AIがパワポ風のスライド資料を自動生成。要約、グラフ、構成まですべて自動。
そのままダウンロードして会議やセミナー資料に即利用できる。

従来はAIから要素ごとにテキストや図表を受け取ってパワポに貼り付けていましたが、AIエージェントならテーマを伝えるだけで“スライド全体”を丸ごと自動作成してくれるイメージです。

スライド自動生成の特徴

  • AIが伝えたテーマや要点に沿って、プレゼン用スライドのレイアウト案を自動生成
  • 要約やグラフ、構成もAIが提案し、内容をまとめてくれる
  • 作成したスライド案は、そのままダウンロードして活用可能

 

5位:コード生成・実行(分析/業務処理の自動化)

ChatGPTエージェントモード コード生成
引用:OpenAI 公式サイト

会話内で渡した業務データや指示をもとに、AIエージェントがPythonコードを自動生成&実行。
たとえば売上や会員数データを投げるだけで、前年比や推移の自動計算・グラフ化も一発。

これまでのChatGPTはコードの生成までしかできませんでしたが、AIエージェントなら“そのままデータを渡すだけで実行と集計・グラフ化まで”一気通貫。まるでデータ分析の専門家が横にいる感覚です。

コード生成・実行の特徴

  • 会話で渡した数値や指示をもとに、AIがPythonコードを自動生成
  • 生成したコードをその場で実行し、計算やグラフ作成などの結果を返してくれる
  • 簡単なデータ集計や比較なども、専門知識不要でAIがサポート

 

6位:Gmail自動要約(メール整理のAIアシスタント)

ChatGPTエージェントモード Gmail
引用:OpenAI 公式サイト

Gmail接続で、AIエージェントがその日の新着メールや重要メールを自動でチェック&要約。
「今日の要対応メールだけまとめて」「急ぎ案件を整理して」なども一発。

AIがメールを自動で整理して「今日の要対応」や「重要案件」だけピックアップしてくれるので、毎朝メールを開いて取捨選択していた手間が大幅に減ります。さらに質問点や深掘りもAIと会話形式で可能なのが便利です。

Gmail自動要約の特徴

  • AIがGmailアカウントに接続し、最近のメール内容を自動で確認
  • 受信トレイを整理し、重要なメールや要約をチャットで提供
  • 毎日のメールチェックや対応漏れ防止に役立つ

 

ChatGPTエージェントの対応プラン

ChatGPTエージェントモードは、Pro、Plus、Teamプランのユーザー向けに段階的に提供が開始されます。

Proユーザーは、ほぼ無制限にタスクを実行可能、その他の有料プラン(Plus、Team、Enterprise、Education)では、月あたり50件のタスクを実行でき、必要に応じてクレジットベースで追加利用も可能とのことです。

 

本記事ではChatGPTエージェントモードの主要機能とビジネスシーンでの活用方法について紹介しましたが、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

 

まとめ:ChatGPTのAIエージェントモードとは?

ChatGPTエージェントモードは、単なる“AIとの会話”を超えて「Web業務の自動化」「ビジネスデータ処理」「ドキュメント作成」まで、実際の作業を“まるごとAIに任せられる注目の新機能です。

従来のChatGPTは「アイデア出し」や「文章作成」のサポートが中心でしたが、エージェントモードでは「AIが人間の手順を理解し、現実のシステムを自動で操作・集計・整理する」という圧倒的な進化が加わっています。

今後は

  • 「面倒な作業は“AIに丸投げ”が当たり前に
  • 人手・専門知識が不要な“現場主導の自動化”がどんどん広がる
  • 会話ベースで“RPA(業務自動化)”を手軽に使える時代が現実に

 

「これって自動化できない?」と感じた業務は、まずAIエージェントに“お願いしてみる。
そんな“次世代の仕事の回し方”が、いよいよ日常になりつつあります。

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