AIエージェント

Taskadeとは?AIエージェント搭載タスク管理ツールが凄い【操作画像あり】

Kentaro Takahashi

セールスフォースドットコムにてSaaSエバンジェリスト、後に大手クラウドERPベンダーにてエバンジェリストを務める。中小企業向けDX、助成金、属人化解消等のテーマでセミナー登壇実績多数。

Taskade解説 タイトル

2025年に急速に注目されている「AIエージェント」。
今回はAIエージェント搭載タスク管理ツール「Taskade」について実際の操作画面とともに解説します。

用途に応じた様々なAIエージェントを超簡単に構築タスク管理にAIエージェントのパワーを組み込むことができる次世代型タスク管理ツールをお見逃しなく。

 

Taskade(タスケイド)とは?

Taskade紹介画像
引用:Taskade 公式サイト

Taskadeとは、次世代型のAIエージェント搭載タスク管理ツールです。

本記事では、以下の主な3つの特徴についてご紹介します。

特徴①:AIエージェントがタスクの作成・更新等を実行

自然言語でに指示をすると、AIエージェントがタスクの作成・更新・オーナーの割り当てなどを実際の実行まで行います。

特徴②:AIエージェントが各ツールに介入して業務を実行

さらにAIエージェントがGoogleカレンダーやGmailなどのツールを操作して、日程調整からカレンダーの実行や関係者や顧客のメールの実行も行います。

特徴③:Taskade内で用途に応じたAIエージェントを簡単に構築

そしてTaskadeのプラットフォームでは、用途やシーンに応じたAIエージェントを簡単に作成することが可能です。

それではここからは、Taskadeについて実際の画面で見ていきましょう。

まずは特徴の一つ目、AIエージェントによるタスクの作成・更新の実行です。

AIエージェントがタスク作成・更新を実行

要件定義を行う中で、「特定のタスクをより細かく細分化する」という依頼をAIエージエントに投げるシーンを見ていきたいと思います。

 

エージェント搭載のタスク管理画面

タスクの細分化を依頼

このように、Taskadeではタスク管理画面の右側のタブでAIエージェントに自然言語で指示が可能です。

 

自然言語による指示

タスクの細分化を依頼 拡大

今回は、「クライアントへのレビュー」というタスクをより細分化してほしい旨を指示します。

 

エージェントのタスク実行結果

タスク細分化 実行画面

指示に応じてAIエージェントが「クライアントのレビュー」を細分化した子タスクを自身で考えて、タスク管理ツールの中にそのまま作成してくれました。
このように、タスク関連業務に関してAIエージェントが思考+実行まで一気通貫で行ってくれる点がTaskadeの大きな特徴です。

さらにもう一例見て見ましょう。

 

自然言語による指示②

自然言語によるタスク操作

例えば「要件定義と要件収集のタスクを完了ステータスにして」と自然言語で指示をすると

 

エージェントのタスク実行結果②

エージェントの実行結果2

指示通りに指定したタスクのステータスをAIエージェントが更新してくれました。

ここまで、「AIエージェントによるタスクの作成・更新の実行」についてご紹介しました。

ここからは2つ目の特徴「AIエージェントが各ツールを操作して業務を実行」について見ていきましょう。

 

AIエージェントが各ツールを操作して業務を実行

まずは顧客との会議スケジュールをGoogleカレンダーに作成するシーンを見ていきます。

 

Googleカレンダーにスケジュール作成

スケジュールの作成

先ほど作成した要件定義エージェントに「2/13 11:00-12:00に顧客との会議設定して!これまでの議事録貼っておいて!」と指示をすると、エージェントがGoogleカレンダーを操作していい感じの自分で考えたタイトル・説明欄には過去の議事録を貼ってスケジュールを作成してくれます。

次に、Gmailを操作して社内外の関係者へ連絡するシーンを見ていきます。

 

Gmailで会議の案内を顧客に送付

メール送付指示

こちらのデモ画面では、先ほど発行した顧客会議の案内をメールで送るようAIエージェントに指示しました。この指示を受けたAIエージェントがGmailを操作していい感じの自分で考えた会議案内メールを送付まで実行してくれました。

※現在のTaskade純正のGoogleカレンダー連携の都合上、オンライン会議URLは手動で発行してエージェントに渡しています。

 

エージェントが送付したメール

AIエージェントが送付したメール

こちらが実際にAIエージェントが作成、顧客へ送付したメールです。個人的には全く違和感を感じない内容となっています。

ここまで、「AIエージェントが各ツールに介入して業務を実行」について実際の画面とともにご紹介しました。

ここからは3つ目の特徴「Taskade内でAIエージェントを簡単に構築」について見ていきましょう。

 

Taskade内で用途に応じたAIエージェントを簡単に構築

Taskadeプラットフォームでは、目的やシーンに応じたAIエージェントを簡単に作成することが可能です。

 

作成方法1:テンプレートから作成

豊富なテンプレート

このように、豊富なテンプレートから1クリックでAIエージェントを作成することも可能です。

 

作成方法2:目的から作成

AIエージェントの作成

また、目的を入力するだけで簡単にAIエージェントを作成することも可能です。

入力するだけでエージェント作成

例えば「要件定義」とエージェント名を生成するだけで、「要件定義」の業務を行うAIエージェントの説明書やコマンドが自動的に生成されます。

 

必要なツールが自動設定

必要なツールが自動設定

さらに説明書やコマンドだけではなく、要件定義を遂行するエージェントに必要であろう機能が自動的に予測されて設定されます。

ツールとは、GoogleカレンダーやGmailなどのAIエージェントが操作可能なアプリケーションや、独自に作成したワークフローを指します。

AIエージェントにツールの利用権限を付与することで、エージェントがそれらのツールを操作して業務を実行することが可能になります。

豊富な事前設定済みツール

豊富な事前設定済みツール

Taskadeでは豊富な事前設定済みツールが準備されており、コーディング不要で簡単に業務用アプリケーションをツールとして利用可能です。

 

必要なコマンドが自動設定

AIエージェントの知識

さらにツールに加えて「コマンド」も自動生成されます。
(先ほどのツールもコマンドも私は一度も触っておらず「要件定義」と打っただけで自動生成されたものです。)

今回の要件定義エージェントでは、「要件を収集する」「システム設計案を作成する」などのコマンドが自動生成されました。

自動発行されたコマンドをユーザが押すだけで、AIエージェントが自動的にアクションを実します。

もちろん、業務に応じたオリジナルのコマンドを1から作成することも可能です。

 

知識(自動設定ではない)

コマンドが自動設定

そして最後に紹介するのがAIエージェントの「知識」です。

ここでの知識とは、各社固有の業務ルールや製品知識などが該当します。

知識に関しては自動生成されず、自身で設定する必要があります。ただし、以下のように非常に簡単に設定することが可能ですので操作に困ることはないと思います。
Taskadeでの知識の追加方法
    • 文字データを直接貼り付け
    • ページURLを貼り付け
    • GoogleDrive・Dropbox・OneDrive等を接続

 

知識を搭載したエージェントの挙動

知識搭載 AIエージェントチャット

知識を搭載したAIエージェントは製品知識や個社特化のルールを回答、理解した状態で先ほどのタスク作成・更新が可能になります。

例えば今回の例では以下の2点を知識として持った状態でAIエージェントが対応しています。

  • AIエージェント導入支援サービスの製品概要を理解した上で回答
  • 営業担当の対応可能時間(ルール)を理解した上ちな回答

このように、Taskadeのプラットフォーム内では直感的な操作で用途に応じたAIエージェントを簡単に作成することが可能です。

 

料金プラン(2025年2月時点)

料金プラン 2024年2月時点
引用:Taskade 公式サイト

2025年2月時点の料金プランがこちらになります。

2つ以上のAIエージェントを構築したり、業務にAIエージェントを組み込んで利用する際は年間契約で$8(約¥1,200)、月間契約で$10(約¥1,500)の価格感です。(1日5回のAIリクエストまでは無料)

実際に使ってみてAIエージェントの作成もかなり直感的かつ自動的に行ってくれる点、自動化や連携の幅もかなり広い点から上記金額の価値は十分にあるツールであると感じています。

私は最初無料プランでスタートしましたが、AIリクエストが1日5件のためすぐに上限に達してしまいました。無料プランの場合は普通のタスク管理ツールというイメージです。ただ、無料プランでも十分にAIエージェント構築や挙動をテストとして見ることは可能ですので、少しでも気になった方は是非ご確認ください。

 

まとめ:AIエージェント搭載タスク管理:Taskade

Taskadeは、タスク管理ツールにAIエージェントを組み込むことで業務の効率化・自動化を推し進める次世代のソリューションです。

AIエージェントの活用は爆発的な生産性向上の可能性を秘めています。今後各社の活用が進む事が予想されていますので、導入を検討されている方はまずは専門ベンダーの無料診断サービスや無料相談を活用してみることもおすすめです。

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